会社は自ら助けない者も助けちゃう?
僕は才能をもった人にはどんどんお金とチャンスをあげたいと思っていますし、知見を広げてさまざまな経験をさせてあげたいと思っています。 でもそれは彼らがそうした才能を持っていて、その彼らの才能を育てることに意味を見いだしているからです。 しかし働く気も学ぶ気もないというような人に対して、誰がそんなことをするでしょうか。
そんなことする人がいるはずがありません!と言いたいところなのですが。 「○○言語一週間コース」とかにいくと、必ず最後寝てる人がいるじゃないですか。 やる気のある人しか会社が研修にいかせないのだったら、そんな人いるわけがないですよね?
その一方で、すっごいやる気のある人も、「研修は年に二回まで」みたいなルールで制限をかけられたりします。
shi3zさんみたいにしていただける会社って、そんなに多くはないんじゃないかな。
何でそうなのかな?どうしてみんなshi3zさんみたいにしないんだろう?というのが不思議だったのです。
実は世の中、やる気はそこそこでもいっぱい人を集めた方が得をする理由が存在したんじゃないのかな、と。
「天は自ら助く者を助ける」といわれているけれど、実は自ら助けない人も助けてしまうべき理由があるんじゃないのか?と。
たとえばソフトウェアの開発の一次請けみたいな会社だと、スーパーエンジニアが一人いてもせいぜい100万円/月しかお金をもらうことができません。
ところがここで、そんなにすごくないけどまあお客さんが怒らない程度のエンジニアが10人いると、50万円×10=500万円の売り上げを上げることができます。
スーパーエンジニアに10倍の生産性があったって、500万円/月払う会社は普通存在しないわけです。
だったら経営する人としては、そんなにがんばってスーパーエンジニアを育てなくても、まあとりあえずそれなりにやる気はありますよ、という程度の人でもたくさん連れてきて、一律の教育制度を用意して、とにかく数で勝負しちゃった方が、実際儲かってしまうんだろうな、と。
たぶんこれってソフトウェア業界だけじゃなくて、たいていの会社がそうなんじゃないかと。工場労働みたいな世界では、安定した品質の物をたくさん作るかが勝負なので、すごい物をちょっとだけ作れる人の出番は少ないだろうし。おやつを作る会社でも、大ヒット商品を一個作るよりは、そこそこ安定した物をたくさん持っていた方が経営が安定するんじゃないかな、と。年に一回めっちゃおもしろい記事が載るけど、あとはまるでおもしろくない週刊誌というのも、たぶん存続できなかったのだろうと。
芸能界とか、コンサルティング業界とか、誰かひとりビッグネームな人がいれば多額のお金をいただいてくることの出来る業界ではスーパーマンが存在できますが、そうでない業界では、なかなかスーパーマンを評価できないし、育てる理由も存在しなかったんじゃないのかな、と思うのです。
....エントリが長くなってきたので、二回に分けさせてくださいませ。
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