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日本初のTitanium Mobile本「Titanium Mobileで開発するiPhone/Androidアプリ (Smart Mobile Developer)
」が届きました。
titanium-mobile-doc-jaを主催されている@donayamaさんの本ということで、中身を見るまでもなくAmazonで予約注文したのですけど、期待を裏切らない出来上がりです。
Titanium Mobileで何がめんどくさいかといえば、iPhoneとAndroid両方で動くことを念頭に置くと、あっちで動くものがこっちで動かない、こっちで動くものはあっちで動かない、となることです。
Appcelerator社のエバンジェリストになった増井さんですら、「感覚的にはソースコードの7~8割を共有し、2~3割を対象のOSごとにチューニングしていくようなイメージになる」と
言われているくらいなので、そもそも両方で動くものを書こうとするのが間違いなのですけど、書籍や記事のサンプルコードなどは出来れば一個ですませたいですし、分けるにしたって、どこまでが共通で動いてどこからを分けるかを考える時点でかなりめんどくさかったりするのです。
ということで、「めんどくさいからサンプルはiPhoneのみ対応、Androidについては最後に一章もうけて説明するだけ」とかでも仕方ないのかな、と思っていたのですが、中身を見ると、最初から最後までちゃんと両対応で書かれています。
もちろん、iPhoneとAndroidは別のOSなので、片方でしか動かない機能や、片方だけでやる必要のある作業もあるのですけど、それについては一目で分かるマークをつけて解説されていました。
これだけの量のサンプルを、iPhoneとAndroid両方で動くようにチェックするのは相当の手間だったはず。でも、Androidのアプリを開発したい人にしてみれば、iPhoneのおまけみたいに扱われたら残念な気持ちになってしまいますから、これはとても良いことだと思います。
twitterアプリの章では、拙作「tm_twitter_api」を使った例も紹介されています。
つい先日Androidにも対応したのですが、書籍を書かれた時点ではまだリリースされていなかったため、書籍では、donayamaさん自身がパッチを当てたサイトへのリンクが紹介されていました。
そんな状態なのに、作者として「古川大輔氏」と名前を載せていただいていて、なんだか申し訳ないくらいです。
おまけとして、TitaniumMobileの簡易日本語APIリファレンスもついていて、これからTitanium Mobileを触ってみる方には大変お買い得だと思いますので、まだの方はぜひどうぞ。
ZAPAnet総合情報局のzapaさんが、 SHARPのガラパゴスについて
「ガラパゴスがヒットしたのは、ガンダムと同じように「ガ」行の力強さと、ポケモンと同じように「パ」行の響きの良さを組み合わせた単語だったから」って説明されています。それならzapaさんはガッパさんにしてはどうかと提案したのですけど、却下されてしまいました。とても残念です。
さて、そういう音の持つ力について、女たちはなぜ「口コミ」の魔力にハマるのかという本に具体的に説明されていました。
- 「男の子はみんな無意識のうちにB,G,D,Zの濁音4音に興奮する」(ゴジラ、ガメラ、ゼットン、ガンダム、ゲッターロボ)
- P音は、口腔内の空気を軽く破裂させる、ブレイクスルー系の破裂音。赤ちゃんが意識的に出す最初の無声子音でもあり、陽気さ、気持ちよさ、子供っぽさ、軽さ、遊び心などの印象がある。
- 赤ちゃんは生まれてすぐ、無意識のうちに「M(g)M(g)」と発音しながらおっぱいを飲む。この体験から、Mの音は「母性」と強い関係を持つ(ママ、マミー、マザー)。マリリンモンローという名前はこの点でとても良くできている。
- 10代から20代の若い女の子はS音の爽やかさが大好き。サッカーの中村俊輔選手がナカムラ選手じゃなくてシュンスケと呼ばれるのは、俊敏で、颯爽としたミッドフィルダーのイメージになるから。
- 一方、40代から50代の男性はS音が嫌い。中村俊輔を彼氏としておとうさんに紹介する時は、「シュンスケ君」じゃなくて「ナカムラ君」と紹介するほうがうまくいくかもしれない。
シュンスケと呼ばれるのは中村憲剛選手がいるからだし、初対面の人を名字じゃなくて名前で紹介されたらそりゃあ怒るというか困るだろう、という気がします。
でも、G音は男の子が大好きという説明は、zapaさんのガンダムの説明とずれてませんし、小学生をターゲットにしたポケモンがP音で始まるのも、上に引用したP音の解説で説明することが出来ます。
それだったら、もっと他のこともこの本の理論で説明できるかもしれません。面白そうなのでやってみました。
グーグルがヤフーほど一般うけしない理由
グーグルとヤフーを比べると、Yahoo!には女性、若年層が多く、Googleには男性が多いという調査結果が出ています。
グーグルは、Gで始まって、さらにもう一個Gが含まれています。これに対して、ヤフーのYは「口腔全体をやわらかく使って出す、安らぎの子音」なのだそうです。つまり、グーグルがヤフーほど一般に浸透しない理由の一つは、グーグルにGの音が多すぎるからなのかもしれません。
もしグーグルがヤフーに対抗することを考えられるのでしたら、音のバランスがいいライブドアを買収して日本向けのサービス名にしてしまうというのがいいかもしれません。
グルーポンとポンパレの将来を予測する
グルーポンとポンパレ、どちらも「ポン」を含んでいます。当然クーポンから来ているのだと思いますが、楽しい雰囲気をだすのに役立っていますね。
一方、グルーポンは男の子大好きGの音で始まるのに対して、ポンパレはPを重ねた名前になっています。
このまま行くと、グルーポンはグーグル同様に男性ユーザーが多くなってしまうかもしれません。クーポンを使ってくれるユーザー層を考えてGの音を外したのだとしたら、リクルートさんはさすがという他ないですね。
索引の充実している本はだいたい当たりで、索引がペラペラな本はだいたい自分の役に立たない気がします。


「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」の人の話の中で、村上龍が書いていたこと。
ヒット商品を生み出す努力に関して、日本社会はいまだに古い文脈にとらわれている気がする。どんな職種であれ、どんな商品であれ、成功の条件は「科学的な努力の継続」に決まっているのだが、どういうわけか、そういった理由付けは人気がないのだ。旧来の文脈では、成功には大きく三つの要因があることになっている。つまり、「きっかけ」「苦労」「秘訣」の三点セットで、インタビューなどでわたし自身も必ずその質問を受ける。
「子供のための職業図鑑を作ろうと思ったきっかけは何ですか?」「制作に当たってどのような苦労がありましたか?」「ベストセラーを生み出す秘訣は何でしょうか」
「きっかけのようなものはないし、苦労なんかまったくしていないし、秘訣なんかありません」と私は答えるのだが、インタビュアーは絶句し、場は限りなく白ける。三点セットは、成功者が共同体内で個人として突出することを防ぐためにあるのだろうと思う。成功しなかった人が、「自分にはきっかけや秘訣がなかっただけだ」「成功者は多大な苦労をしなければいけないから大変だ」そう思うことによって、社会の均一性が保たれる。もちろん「科学的な努力を継続」した人がすべて成功するとは限らない。だが、成功するためには、「科学的な努力の継続」は絶対に必要だ。
その趣旨は全くその通りだと思います。じゃあどうやって「科学的な努力の継続」を行うのでしょう?
簡単なことじゃないよね。「がんばらないと」って言って努力を始めて、長続きしていているのを見たことがありません。
やっぱり、「好きこそ物の上手なれ」なんじゃないかな。村上龍が小説を書くことを苦しいと思わないように、たぶんイチローは、野球をどれほどたくさんやっていてもつらいと思わない人なんじゃないでしょうか。男前豆腐のひとは、豆腐の研究をしている間はしんどいと思わないんじゃないのかと。
アンカテ(Uncategorizable Blog) - なぜドーパミンが出ない所で仕事を探すんだろ?というのが結論になりそうな気がします。
カメラ店は飽和状態、売り上げは頭打ちだった。高田は、「客を待っているだけではダメだ」と考えた。店の近くに温泉地があった。高田は毎晩、旅館の宴会場に足を運び、お客さんに話しかけ、笑顔の写真を撮りまくった。宴会が終わると店に戻り、夜通し現像をした。翌朝朝一番に再び旅館へ。できたての写真を販売したのである。写真は飛ぶように売れた。
ジャパネットたかたの社長さんの話の前ふりで出てきた、若いころの話です。ITとは全然関係がありませんが、十分今でも通用しそうな話ですよね。
2007年3月、コンピュータ将棋プログラム「ボナンザ」が渡辺竜王と平手一番勝負で公開対局を行いました。 この本は、その「ボナンザ」の作者である保木邦仁さんと、渡辺竜王が将棋について語り合った本です。
梅田さんは渡辺竜王の側を強調されていましたが、僕は保木さんが断然おもしろいと思いました。
りっぱな棋譜を残す。どうやらその目的を達することはできたようだ。中盤までは、ボナンザが竜王をリードする場面もあった。渡辺竜王に汗をかかせることもできた。その誘いをいなす場面すらあった。 ただ、あろう事か私は、途中で正確に戦局を読むことができなかった。今、どちらが優勢なのかも定かにはわからなかった。ただ、ボナンザの選んだ指し手を伝えていただけだ。最後に投了を宣言したのは私だが、ほとんど傍観者に過ぎなかった。私は、パソコンの画面と渡辺竜王の顔色ばかりみていた。
これこそが物作りの楽しさではないかと思うのです。自分の作った道具を使えば、自分が形勢を判断することすらできないような相手と互角に戦うことができる。
自分の作った将棋ソフトが、自分にもわからないくらい強い、しかもトップクラスの人間と互角の戦いを繰り広げているというのは、これはもうとんでもなくわくわくする体験なんじゃないでしょうか。
多くの人は、ボナンザを人工知能と呼ぶ。対局を観戦して、ボナンザが「躊躇った」とか、「焦った」「その気になった」などと表現をする人もいた。しかし、そのように見える思考過程は、すべて数式の結果に過ぎない。申し訳ないが、そこには環境が芽生える要素などはない。では、ボナンザは一体、何をどのように考え、指し手を選んでいるのか。そうした点について、私なりの解説を試みてみようと思う。この本を読んで、機械学習というのにとても興味を持ちました。機械学習というのは、何か(例えば将棋の指し方)を実装するのに、アルゴリズムそのものを実装するのではなく、過去のデータを与えて、そこから学習するように組まれたシステムを指します。
普通にアルゴリズムをくんだ場合、その成果物は、作った人の知らないことは実装できないので、作った人自身がシステムの限界になります。これに対して、機械学習のシステムは、作るのも大変だし、学習するデータを用意するのも大変ですが、その代わり、適切なデータを与えてやれば、プログラマが知らないようなことまでもシステムが勝手に学習していきます。結果として、本人がわからないくらい強い将棋ソフトとか、作った人も驚くような返事を返す人工無能を作り出すことができます。
これ、いっぺんやってみようかな。
目的設定 人材確保 資金の調達と設備投資 ....それ、まるっきりビジネスやん! まあ、本当にやろうとしたらそういうところから始めないといけないのだとは思いますが、夢のなさがおもしろすぎです。 [rakuten:book:11175202:detail] 空想科学読本に近いノリですね。 にもかかわらず、 >> ネット社会によってどんどん情報が共有化されると、階級社会そのものが成り立たなくなった。すごい秘密の、上流階級しか行かないはずの温泉があったとしても、それは一泊五十万円という値段がついて、ネットで予約が取れて、誰でもいける場所になってしまう。ただ単にお金の問題になる。そういう「経済主義とネット」が、私たちの社会から階級をなくしてしまったわけです。 << という鋭い指摘に持っていく手法は見事なものだと思います。 別に教訓を見出さなくても十分に面白いと思うので、よければ一度お試しくださいませ。